その昔、文学理論に関する、しかも、詩的に書かれた本を読んだある男、仄めかしとはなんと 深淵なのだろうと憧憬の念を抱いた時期がありした。しかしながら、こと日常生活になると、 曖昧な言い方では混乱することもあると考えるようにもなったのです。たとえば、誤解されたよ うな場合、仄めかしによる批判では、当の本人は気がつかないこともある。誤解とわかった時 にはもう、かなりの時間がたっていることも考えられます。もっとも、含蓄に富んだ仄めかしも確 かに存在しているのであって、数日たって、ある言葉の意味がわかったと実感することもある のです。あぁ、そういう意味だったのか、なるほど、と。情報機器が日常化したこの時代、文字 のやりとりは高速化されているわけですが、意味のやりとりまで高速化されるとは限りません。
by aphorismes
| 2008-11-05 21:47
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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