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ひととき


地下鉄の改札を出てガラスの扉をあけると、そこは商業施設の中でした。エレベーターの昇

降を繰り返していると、階によって雰囲気が微妙に違っていたのは、不思議でした。そして温

度なども、階によって若干、違っておりました。スーパーのある地階が最も涼しいようでした。


ショッピング・モールから外に出て、私は目的地に向かいました。途中、商店街を通ります。

色々な店があり、様々な年齢層の人が行き交い、そして活気に溢れています。昔ながらのお

店、ファッショナブルな店など種々雑多な店がありました。


途中、着物を来た人を見かけました。この炎天下でさぞかし大変だろうと思いました。しかし、

その反面、涼やかにも見えたのです。日除け傘と粋な着こなしのせいでそう見えたのかもしれ

ません。


考えてみると、ショッピング・モールと商店街は、利害が対立することもあるのだろうと思いま

す。通り道になりうるという理由もあるのでしょうが、商店街は、人々の日常生活に溶け込んで

おり、地域にとって欠かせないもののように見えました。そして、ショッピング・モールにも、冷

気を求める人たちが沢山いました。休日の昼から午後にかけて、それぞれの方が買い物やそ

ぞろ歩きを楽しんでいたようでした。
by aphorismes | 2008-07-21 19:12
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