館内をじっくり眺めたあと、やや疲れていた私は、広間に置かれた椅子に腰を下ろしたのでし た。 それはある日の午後のこと。大きな窓から射し込んだ陽光によってその空間全体が照らされ ていました。 そこを初めて訪れた知人は時間を忘れているようでした。私は三度目でもあるし、また一人で なければ集中できないたちでもあるので、座って知人を待つことにしたのです。 前方に目をやると、ある場所が虹色に染まっているのが見えました。晴れた日のある時刻に、 何かがプリズムの役目を果たし、時折、このような現象が起こるのかもしれません。そういえ ば、以前、窓際で本を読んでいたとき、白いはずの紙の一部が、青や赤や紫色に染まってい た、そんなことが思い出されてくるのでした。
by aphorismes
| 2008-02-20 23:33
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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