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様々なる色調


快晴の日々。夏に比べて空の青さが薄まったとはいうものの、心地の良い天気が続きます。

もっとも、眼で見る限り変化はあまりわからないのですが、風が冷たくなったことを肌で感じる

ようになりました。先日来、こんな書き出しで文章を書こうと考えていたものの、その後、私の

住む街では、しばらく暖かい日が続いています。


季節の変わり目ですのでどうか風邪をひかないようにお気をつけください。具体的な表現はと

もかく、概ねこんな趣旨の内容を知人宛てのメールに書き記したのは、一週間ほど前のこと

だったでしょうか。当然のことながら、場所によって天気は一様ではありませんし、今後もどう

なるかはわかりません。しかし、冷気の後に暖気が訪れたことは、私にとって、予想外の出来

事でした。


ところで今朝、小さな発見をしました。植込みの紅葉が美しい小道を歩いていた時のこと、既

に葉を失った枝があることに気がつきました。地面を見ると、色づいた落葉がぱらぱらと散って

いるのでした。


鮮やかな紅葉に入り混じる剥き出しの枝。紅葉のはぎ取られたストイックな枝の姿は、むしろ

厳冬が似つかわしいと思われます。ところが、そんな植込みの横に目をやると、緑の葉と赤

い実が鮮やかな対照を創り出している木もあるのです。

一言ではまとめられない、そんな一言が想起されます。
by aphorismes | 2007-10-25 19:17
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