沈黙と饒舌

「言葉は時に沈黙が得たものを失う。」(スペインの諺)
a0049033_21345420.jpg
La parole perd parfois ce que le silence a gagné.(Proverbe Espagnol)
[PR]
# by aphorismes | 2006-02-13 21:37 | [諺]Proverbes/dictons

人工物と自然

たった一つの石で壁を作ることは出来ない。
a0049033_19334012.jpg
Un mur ne se fait pas avec une seule pierre.(proverbe russe)

*連帯(la solidarité) やリーダー(le chef)の項目に分類されているロシアの諺です。「たった一匹のミツバチは蜜を収穫しない」( Une seule abeille ne récolte pas de miel.)という諺もあります。もっとも、人が集団で何かをつくったとしても、やがて自然によって浸食されてゆくのかもしれないのですが。
[PR]
# by aphorismes | 2006-02-13 19:34 | [箴言] Aphorismes

旅上  En voyage


ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。

      萩原朔太郎

*1913年、『失欒』(5月号)において発表される
(初出時は無題であったらしい)。
a0049033_174010100.jpg

En voyage

Bien que je veuille en France,
France est très loin.
En portant la nouvelle veste,
je tente de voyager à ma fantaisie pour le moins.
Quand le train passe dans le chemin de montagne,
en s’appuyant à la fenêtre bleu clair,
je nage dans le bonheur tout seul.
Les nuages de l’aube en mai,
les jeunes herbes qui germent,
je laisse aller les choses.

        Sakutaro Hagiwara

*Sakutaro Hagiwara (1886-1942) est un poète
célèbre du Japon. J’ai essayé de traduire un poème
bien connu. Si vous trouvez une expression heureuse,
faites-moi connaître, s.v.p.
[PR]
# by aphorismes | 2006-02-08 17:38

金物屋  / Quincaillerie

a0049033_19164591.jpg
味わい深い看板です。宮沢賢治の童話にでてきそう、といったら言い過ぎでしょうか。

付記(2007年7月27日)
タイトルの数字を削除しました。
[PR]
# by aphorismes | 2006-02-06 19:15

昼と夜 

「夜は、あらゆる猫が灰色」(諺)
a0049033_15215125.jpg
La nuit tous les chats sont gris.

*引用した諺の意味は、夜は違いを目立たなくする(La nuit efface les différences)ということ。他方、写真は、昼にとったので個性がよくわかります。
[PR]
# by aphorismes | 2006-02-05 15:31 | [諺]Proverbes/dictons

手遅れ

チーズを食べられた時に猫をしかっても無駄。
a0049033_15194631.jpg
Inutile de landangier [gronder] le chat, quand le fromage est mangé.
[PR]
# by aphorismes | 2006-02-05 15:20 | [諺]Proverbes/dictons

明日は明日の風が吹く

Demain soufflera le vent de demain.(proverbe japonais)
a0049033_20395155.jpg

[PR]
# by aphorismes | 2006-02-03 20:40 | [諺]Proverbes/dictons

偶然性について 2

偶然は世界でもっとも偉大な小説家である。多作であるためには、それに学ぶだけでよい。(バルザック)
a0049033_19122777.jpg
Le hasard est le plus grand romancier du monde; pour être fécond, il n’y a qu’à l’étudier. (Balzac)
[PR]
# by aphorismes | 2006-01-31 19:07 | [箴言] Aphorismes

サッカーにおけるグローバル化

グルノーブルにいる友だちからメールと写真が送られてきました。最初は気がつかなかったの

ですが、元ガンバ大阪の大黒選手の写真であることが判明。そういえば、ニュースを聞いたこ

とがありました。
参考:http://gf38.jp/

付記(2007年5月26日)
写真を削除しました。
[PR]
# by aphorismes | 2006-01-31 18:27

監視システムの自己増殖と不信の連鎖

今回は本の紹介です。

昨年に出版された本の中で牧野二郎氏は、社員監視ツール流行の危うさを指摘しています。

極端な事例ですが、一種のスパイウェアを社員のパソコンに入れておけば、ネットワークに出

ない情報(パソコンの動作、どのキーがどの順番で押されたか[キーストローク])が管理者に

定期的に送られることも考えられる。より極端ではないケースにおいては、IDとパスワードに

よってネットワークに入り、パソコンをつかって仕事をする社員に関して、パソコンの利用状況、

情報やメールの送受信情報により、誰がどのようなアクセスをしているかを、ソフトウェアで監

視できる。弁護士である牧野氏によれば、「無断監視」はプライバシー侵害であり、「企業など

が無断で社員を監視するというのは、法的面から見ても違法性が高い」と述べています(ちな

みに、同書には、不合理な誓約書の強要についての言及もあります)。

著者によれば、監視システムの導入は、やがて監視システムそれ自体の監視を要請するよう

になり、その結果、監視システムが自己増殖する(つまりコストが増大する)可能性がある。さら

に、監視それ自体がうみだす不信感がはてしなく広がることにより、社員のモチベーションが

下がる。これらの可能性は、効率性の向上をめざしてなされる監視ツール導入の意図せぬ結

果と考えられるのかもしれません。

参考資料: 
牧野二郎『個人情報保護はこう変わる 逆発想の情報セキュリティ』岩波書店、2005年
[PR]
# by aphorismes | 2006-01-22 15:26 | [資料集] 社会société