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反復と変容

ご存知、コヤニスカッティの一部分です。

Koyaanisqatsi III

付記
しばらく忙しい日が続きましたが、ちょっと休憩。


2007年(3月27日)
某動画共有サイトへのリンクを解除しました.
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by aphorismes | 2006-09-30 17:12 | 音楽

デジタル複製技術時代の政治家:権威性のゆくえ

ものの本をみると、かつてローズベルト大統領はラジオを上手く活用したなど、新興メディア

を武器にした政治家の話が記されています。


また、テレビ討論によって政治家に求められる質が変わってしまった——大勢の顧問の意見

を聞き、熟慮の上で慎重に政策を決定するのではなく、クイズのように質問に瞬時に答える能

力が重視されるようになる。


こうした議論があるだけに、現代では大統領のメディア戦略が進んでいるのではないかと想像

していました。しかし、数ヶ月前から、○○○○などの動画共有サイトで流通しているブッ

シュ関係の映像はこうした予想を裏切るものです。


たとえば、映像を編集してブッシュにU2のSunday Bloody Sundayを歌わせている○○

○○や、ブッシュとブレアがデュエットしてラブソングを歌っている○○○○

さらに、Google videoにも○○○○などがあります。


これらの映像は、確かに、テレビほど影響力がないという点では、最重要ではないのでしょう。

また、削除されている映像もありますから(グアンタナモ基地における拷問に関する映像な

ど)、現在、視聴可能な映像は、実害がないとみなされて放置されているものなのでしょうか。

いずれにしても、現代におけるデジタル複製技術の展開と、映像表現に向かう人々の願望の

絡み合いが、本来の文脈から政治家の映像を切り離し、新たな文脈に再配置しつつ権威性

の希薄な作品群を生み出しているように思われます(ブッシュの場合、アウラを喪失したという

よりむしろ、当初からアウラなどなかったといった方がいいのかもしれませんが)。権威性がう

すめられて疑似的な親密さへに転化する可能性も考えられますが、これらの映像の場合、

ユーモラスに距離を維持するように思われます。


かつて、王様風牛肉料理、王様風菓子、王様風ハムなどといった「王様風」という表現の多用

によって王のイメージの権威がゆるがされたというフランスの歴史家がいます。現代における

政治家のコラージュ映像の氾濫は何をもたらすのでしょうか。また、今後、より厳しく規制され

るのか、あるいはサクラ的な映像が投稿されるのでしょうか。さらなる発展をとげていくのか。

興味があるところです。

付記(10月17日)
○○○○は削除されていました。残念!

しかし、削除されたということは映像がもつ批判性の証明になるのでしょうか。


付記(2007年3月25日)
フランスのグーグル・ヴィデオにて○○○○を発見.風刺動画の国際的な移動の一事例

になっているように思われます.


付記(2007年3月27日)
2007年3月25日頃,リンクをはずしています.


付記(2007年3月31日)
「風刺動画の光と影」で詳しい理由を説明しておりますが,動画共有サイトおよび風刺動画の

作品名を○○○○という記号に置き換える作業を行いました.

「風刺動画の光と影」へ。(2007年4月1日追加)
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by aphorismes | 2006-09-22 18:26 | [資料集] 社会société

偶然の所産

芸術がなし得ぬことを、偶然が完成させる。
Ce qu’art ne peut hasard achève.

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by aphorismes | 2006-09-18 19:59 | [諺]Proverbes/dictons

Jean-Louis Aubert

どうせ音楽の引用をするのであれば、フランスの音楽も扱うことにしました。

ただし、日本で「フレンチ・ポップ」とカテゴライズされているような音ではありません。

Jean-Louis Aubert - Parle-moi

影響関係はわかりませんが、昔、Aubert のベストアルバムを聴いた時は、

バンドのテレビジョンを思い出しました(その頃、Aubert は、テレフォンとい

うバンドにいたらしい...)。シンプルだけど味があるという印象でしたが、

けっこう複雑な音作りのアルバムもあります。

Jean-Louis Aubert 公式HP
*Navigationからvidéosを選ぶと、ぼやけた映像と色々な曲を楽しむことができます。

("Commun Accord"は前のアルバムのシングルでした)。
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by aphorismes | 2006-09-18 19:42 | 音楽

サッチャー時代のイギリス: 利潤原理と教育

「……利潤原理はもともと製造工業のためのものであり、

教育界はむしろ利潤原理に従って行動してはならない世界である......」

森嶋通夫『サッチャー時代のイギリス』岩波新書、1988年


付記
最近は、S.Hall関連の文献を読む毎日なのですが、その関係でも

サッチャー時代が気になり、上記の本を古書店から取り寄せました。

やはり時代的な制約はあるわけですが、

サッチャー時代のイギリスについてはいうまでもなく、

また小泉以後の日本について考える際にも、欠かせない文献の一つだと思います。

図書館にはあるでしょうが、この本が、現在、品切れとなっているのは残念です。

詳しい解説等(たとえば、山口二郎氏による)をつけて再刊する計画はないのでしょうか。

付記(2007年)
引用部分を短くしました(5月23日).
引用部分をさらに短くしました(5月26日).  
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by aphorismes | 2006-09-15 17:43 | [資料集] 社会société

Final Fantasy: Tom's Diner

*スザンヌ・ベガの音楽にファイナル・ファンタジーの映像を掛け合わせるとどうなるのか、という突拍子もない試み。
廃墟と化した大聖堂のなかで花びらが舞う。
Final Fantasy: Tom's Diner


*ファースト・アルバムの中の名曲。公式のビデオとはいえ、映像は不要というのが私の印象。
Marlene on the Wall - Suzanne Vega


2007年(3月27日)
某動画共有サイトへのリンクを解除しました.
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by aphorismes | 2006-09-09 15:39 | 音楽

懐メロ:Genesis "Misunderstanding"ほか

Genesis – Misunderstanding

ガブリエル時代、バンドの雰囲気が違ったのはよく知られたこと。

高校生の頃、初期のアルバムを買って、驚いた記憶があるのですが、

1973年の映像をみて唖然。

写真はともかく、昔は、70年代のGenesis のビデオを見ることができなかったので...

Genesis - The Knife



おまけ:
Yes の『こわれもの』に収められた印象的な小品。 昔、練習した覚えがある...。


2007年(3月27日)
某動画共有サイトへのリンクを解除しました.
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by aphorismes | 2006-09-07 18:26 | 音楽

" Kenkô-Hoshi (1283-1350)"

以前、小津の『東京物語』を仏語字幕付きDVDで見たのですが、

笠智衆のセリフが"Bonjour"と訳されていました。


仏語字幕付きDVである以上、当然のこと。

 ですが、インパクトがなかったといえば嘘になるでしょう。


ところで先日、ロベールの引用辞典で日本のページを見ていたら、

” Kenkô-Hoshi (1283-1350) ”とありました。

翻訳のせいもあるでしょうが、仏文で読むとやはり印象が違いました(当たり前か)。

                     * * *

L’amour entre hommes et femmes

existe-t-il seulement lorsqu’ils se trouvent face à face?

Se sentir chagrin à la suite d’un rendez-vous manqué,

se lamenter sur des voeux non exaucés,

passer une longue nuit seul et sans sommeil,

languir pour d’autres cieux dans une maison désolée,

évoquer avec tendresse son passé,

voilà ce qu’est l’amour.


男女の情も、ひとへに逢ひ見るをば言ふものかは。

逢はで止みにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、

長き夜を独り明し、遠き雲井を思ひやり、

浅茅が宿に昔を偲ぶこそ、色好むとは言はめ。



参考
http://www.tsurezuregusa.com/index.html
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by aphorismes | 2006-09-02 20:11 | 読書ノート