日々の断想 Il faut laisser quelque chose au hasard.

早朝

元のサイトで完全版を読む
気がつくともう、外は明るくなっていました。私は、日の光を浴びながら、歩いていきました。マンションの建ち 並ぶ道を通りかかったとき、鳥の声がきこえてきました。コンクリートの林に響くその声は、どこかの峡谷にこ だまする鳥の声を思わせました。その声は、他の鳥たちの声とあいまって、会話をしているように聞こえま す。目を閉じれば、どこかの郷里に来たような気持ちになることでしょう。しかし、考えてみれば、コンクリート に響く鳥のさえずりという、この音の風景は、動物と物と人間が、ある時、偶然に出会うことによって現れるも のなのだ、とそんなことを考えました。
もっと見る