早朝

気がつくともう、外は明るくなっていました。私は、日の光を浴びながら、歩いていきました。マンションの建ち

並ぶ道を通りかかったとき、鳥の声がきこえてきました。コンクリートの林に響くその声は、どこかの峡谷にこ

だまする鳥の声を思わせました。その声は、他の鳥たちの声とあいまって、会話をしているように聞こえま

す。目を閉じれば、どこかの郷里に来たような気持ちになることでしょう。しかし、考えてみれば、コンクリート

に響く鳥のさえずりという、この音の風景は、動物と物と人間が、ある時、偶然に出会うことによって現れるも

のなのだ、とそんなことを考えました。
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by aphorismes | 2009-05-19 23:52
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