サイフォンとコーヒーミル


ある喫茶店にサイフォンが飾ってありました。値段を見ると、思っていたほど高価ではありませんでした。それ

から、自宅にいる時などに、そのサイフォンが思い出されることが何度かありました。サイフォンを買えば、手

入れの時間が必要になるけれど、それもまた愉しいかもしれない。しかし、よくよく考えてみると、三人前の

サイフォンで入れたコーヒーを、一人で飲みきれるものではありません。もっと小さなサイフォンを入手できた

としても、それで一人分のコーヒーをいれるのはやはり難しいような気がして、結局、サイフォンは私には無

理だということがわかったのです。サイフォンの夢はこうして消え去りました。その後、再び、その喫茶店に行

くと、サイフォンの近くにコーヒーミルが置かれていることに気がつきました。その後、自宅にいる時などに、あ

のコーヒーミルを使ってコーヒーを飲めば美味しいかもしれないと考えることが何度かありました。しかし、伝

統的なスタイルのコーヒーミルと新式のものとではどちらがいいのだろうか、ということが気になって、今のと

ころ、買うには至っていないのです。しかし、よくよく考えてみると私は伝統的なスタイルのコーヒーミルを

持っていました。ただし、長く使っていなかったので、手入れをする必要がありました。その後、数年ぶりにそ

のコーヒーミルを使ってみました。コーヒーの味もさることながら、ガリガリという音の後に漂うコーヒー豆の香

りに魅了されたのでした。
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by aphorismes | 2009-03-24 22:16
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