木々の観察を好むようになったのは、拙い文章を書き連ねるようになってからだと思います。木の鑑賞には、 やはり五月頃が一番ではないでしょうか、とそんなことをここで書こうというわけではありません。数日前から、 葉がすべて落ち、枝と幹だけになった木を注意して見るようになりました。その発端は、数えきれない枝をも つ樹木に気がついたことでした。本来は地下にあるはずの根っこが上になったかのように、複雑な枝が無数 にのび広がっていたのです。そして今日、並木道を歩いて気になったのは、その反対に、枝が短く、数が少 ない木の存在です。おそらく、その後だったと思いますが、別の並木道を歩いていると、その両者とも違う木 を見ました。ほとんどの枝は刈り取られており、幹だけになっているのですが、その幹が奇妙な仕方で折れ 曲がっています。ぎこちなく身をくねらせた人形が道路のあちらこちらに立っているかのように。どう見ても、 並の木には見えないなと思ったものです。
by aphorismes
| 2009-03-05 19:32
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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