風景

その昔、駅まで自転車で通っていた頃のことです。ある地点から緩やかな下り坂になり、遠くまで見晴らせる

場所がありました。自転車でその地点にさしかかると、それまでとは違った仕方で風景が見えたものです。左

右に広がる道路の線は中央の一点へと収斂しています。風景は、もはや平面的なものではなく、奥行きを

もって見えました。ただし、漠然と風景を眺めている時は、奥行きは感じられませんでした。道路が描きだす

線を意識的に眺めた場合に奥行きが感じられたような気がします。さて、最近、その道をバスで通る機会が

ありました。どのような風景が見えるだろうかと期待しながら。遠くには昔はなかった建築物がありました。そ

して、消失点は、ぼやけて見えたような気がします。風景も、私の視力も、変わっていました。

付記

余分な文章を削除しました。
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by aphorismes | 2009-02-24 21:51
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