赤子の頃


昨日、写真について書きました。写真が記憶になるなどというと、SF 映画に出てくるアンドロイ

ドのようですが、まだ小学校にいく前のこと、当時の記憶より、その頃とられた写真のイメージ

が鮮明に感じられるのは、私の場合、当然のような気もします。さて当時の写真には、砂場で

遊んでいる場面を撮ったものがありました。それはカラー写真なのですが、やや変色していま

す。ところが、そのためにかえって雰囲気があるのです。さらに数年さかのぼると、産まれて間

もない赤子の姿に辿り着くのですが、それは白黒のイメージです。当時のことを覚えているは

ずもなく、当時の写真が白黒であったからでしょう。私の場合、これら幼少期をとった写真の

数は限定されています。失われた写真もあったはずですが、生活の多忙さや、写真が今以上

に貴重なものであったという事情もあるのかもしれません。もし、今年うまれた赤ちゃんが数十

年後に大人となって、赤子の頃を思い出す時が訪れたなら、もはや白黒写真などではなく、

デジタル・カメラや動画からなる夥しい映像が、赤子時代のイメージをつくりだしているので

しょうか。
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by aphorismes | 2009-02-13 19:57
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