理解できないことを理解する


その本棚の上には、ハーブの辞典が並んでいました。ハーブの効用に関する好奇心。その時

かかえていた症状にきくハーブは何かという興味。そんなことを考えながら、その分厚い本を

手に取りました。ハーブティーのコーナーにいくと、時折、種類ごとの効用が書かれているのを

思い出したというわけです。さて、沢山の名前の中から辛うじて私の知っているハーブのペー

ジを開けると、そこには説明がびっしり書かれていたのです。目を通してみると、微に入り細を

うがつように、様々な効用や色々な副作用が書かれていました。効用だけをとってみても、とて

も詳しく書かれているために、何が主要な効用、及び副作用であるのか、何が周辺的な効果

であるのかといったことが、理解できませんでした。わかったことといえば、それが一般向けの

本ではないということ。一般的なハーブの知識はすでに修得している人が、例外的な効用や

細かな副作用について調べる本なのだろうか、とそんなことを想像しました。翻って考えてみ

ると、理解しやすい一言に要約されたハーブの効用といったものは、どのように考えるべきな

のだろうかということが気になるのでした。要約の過程で何が失われるのか。ハーブの効用を

調べようとした私は、効用についての日常的な見方について考えるようになっていました。
[PR]
by aphorismes | 2009-01-23 21:59
<< 体を温めることについて クールなバスタイム >>