福袋


神社にいった後、百貨店に立ち寄ることになりました。中を歩き回っていると、予想以上の大賑

わい。福袋の周囲には幾人かの人々が集まっています。そんな光景があちこちで見られ、フロ

ア全体が混雑しておりました。


もちろん、あの時、あの百貨店にいた人は、買い物のためだけに来た人とは限りません。どこか

にいった後で立ち寄った人かもしれません。また、何かを買った人かもしれないし、大きな買

い物はしなかった人かもしれません。あの賑わいの中には、様々な人が含まれていることで

しょう。


福袋を求める人々の姿。これは、毎年のように繰り返される、あたりまえの光景にすぎません。

不況のイメージとの落差のために、印象的に感じられるだけでしょうが、私などは、ついつい

何故だろうと考えてしまうのです。


日常の生活では、倹約し続けている人も、お正月には、お買い得であるという口実さえあれ

ば、消費へと、時には浪費に向うのでしょうか。日常生活では倹約しているからこそ、正月には

消費や浪費に向うのでしょうか。


正月にあわせて、セールを行い、福袋を売る企業の戦略。そして「お買い得」な商品を購入す

る買い物客。後者の背後には、合理的な計算があるのでしょうか。薄められた祝祭的行動の

残滓があるのでしょうか。
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by aphorismes | 2009-01-04 00:07
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