私がアルバイトをしていた喫茶店のお客さんの中に、いつも本を読んでいる人がいました。 ある事がきっかけで、その人が好きな本を私も読んでいたことがわかり、その本の話をしたよ うに思います。 それからというもの、その方が喫茶店に来る時は、いつも話をするようになりました。それは私 にとって興味深い思い出となっています。 しかし、後悔する点がないわけではありません。もともと、その方は喫茶店に本を読みに来て いた人でした。その方が本を持ってきた場合、それは話しかけないでくれという合図であった のかもしれないのです。 本は、時に共通の話題となって人を結びつけます。また、ある時には、会話より読書をしたいと いう意思表示の手段になるのかもしれません。疲れたお客さんから話しかけられると、束の 間、気分転換のお手伝いをして長話になる前に切り上げる。昔の私にそんな配慮があったな ら、と今更ながら思うのです。
by aphorismes
| 2008-09-03 21:15
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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