先日、切手を扱っているお店を訪れました。並べられた切手のなかには記念切手が含まれて いたのですが、それを眺めていると、あぁ、あの切手帳のなかにあった、あの切手だ、と思わ ず呟きそうになることが幾度かありました。 「あの切手帳」とは、いつの頃からか、実家におかれるようになったものなのですが、その切手 帳には様々な国の、色鮮やかな切手が並んでいました。どうも、親戚の方が集めていたもの を、幼少期に譲り受けたようでした。 何かのきっかけで切手帳を見せてもらったところ、子供がそれをほしくなり、そしてついにはも らってしまう、そんな場面が、大昔にあったのだろうと思います。 懐かしい切手を眺めていると、10と書かれた切手に100円の値が付けられているのに気がつ きました。かなりの倍率になりますが、金額として考えれば、それほど高価というわけではない ようです。お金で購入し、金額で評価されるという点で切手はお金と切り離すことは出来ませ ん。しかし、気に入った切手を蒐集し、時折、愛でるように眺めるなど、お金では語れない世界 へと切手蒐集は開かれており、むしろそれが重要であると感じました。 意外だったのは、切手帳を譲り受けた後、自分で買った建築物のシリーズが、さほど古いわけではないのに、それなりの値がついていたことでした。
by aphorismes
| 2008-07-04 21:10
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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