ビーフシチューをつくるのを楽しみにしていた頃がありました。まず、コンソメやローリエを使い ました。そのうち、料理の本をみて、茹でたトマトの缶詰を味つけに使うことを考えました。 缶詰を熱湯であたためてから、トマトをとりだし、柔らかくなったトマトを何かでつぶしました。 するとトマトの味と赤い色がスープに広がりました。しかし、そのままでは薄味なので、市販の ルーをすこしだけ加えました。果たして味はというと、予想以上のものができたのでした。な お、知り合いから聞いたところでは、前日から肉をワインにつけておくと良いらしいのですが、残 念ながら、まだ試したことはないのです。 そもそも私は料理をあまりしないのですが、そんな私も気がついたことがあるのです。シ チューを自分で作り始める前は、料理は、やはりレシピ通りに作らなければと思っていました。 しかし、しばらくすると、自己流にアレンジしたり、アイディアを試したりすることが愉しく感じら れたのです。 実は、そのことは、私の場合、ブログにもあてはまるような気がします。読んだ本に触発されな がら、しかし、そのままそれについて書くのではなく、身近なことに応用したり、組み替えたりし ながら、違うことを書いてみる。それで、市販のものとは違う味付けの簡素な小料理ができあ がります。あり合わせの素材で作った素人の手料理ゆえ、味はまったく保証できないという問 題はありますが。
by aphorismes
| 2008-06-05 20:42
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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