うろこ雲の日。グラウンドの近くを通りかかりました。夕焼けの時刻でしたが、一部の空が染 まっているだけで、大部分は普段と同じ色。空一面のうろこ雲を眺めていると、巨大な魚の胴 体を眺めているような気分になります。なぜかグラウンドの方に足が向きました。 普段着でした。汗だくになるわけにもいかず、風景を眺めながら歩くことにします。すると疾走 していく人。背中のシャツは汗でびっしょり濡れています。本格的に走る人は、やはり服装もラ ンニングのために準備したものでした。 もちろん、ゆっくり歩いている人もいます。そして杖をついて歩く人も。そして、他の人と逆向き に廻っている人。走るのではなく、自転車に乗っている人。息を切らして走るお父さんに自転車 でついていく子供の姿でした。 同じ楕円の周囲をぐるぐる廻っている。遠くから見た時は、そんな風に見えました。しかし、実 際は各人各様。私も含め、それぞれの仕方で歩いたり、走ったりしているのです。雨の降らな い日であれば、自然とグラウンドに人が集る、その理由がすこし分かったように思えました。い つか、オブラディ・オブラダを聴きながら歩いてみたい気がします。 付記 今日、うっかり会議をすっぽかしてしまいました。 あまりマイペース過ぎるのも困りものだと反省している次第です。
by aphorismes
| 2007-10-09 20:17
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本の中の気になる一節。下手の横好きで撮った写真。古いものに惹かれるのですが、ひょんなことから、このページをたち上げました。
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