声と記憶

「ミルマン・パリーの要望に応じて……読み書きのできないセルビアの吟唱詩人が,『オデュッセ

イア』と同じほどの長さの詩を朗唱した.」

(M. I. フィンリー,下田立行訳『オデュッセウスの世界』岩波文庫,1994年)


付記

文字を使用しない人々の記憶力にかんする,20世紀前半の事例.

先行する世代の蓄積した膨大なエピソードや夥しい定型句を操り,

熟練した吟唱詩人が聴衆の前で作詩したと述べられています.

(なお,松本仁助『「オデュッセイア」研究』北斗出版,1986年の2章に関連する記述があり)

*投稿後,若干,修正.
*数日、経過しましたので日記(5月4~5日)を削除しました。 
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by aphorismes | 2007-05-04 23:58 | [資料集] 記憶 mémoires
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